家づくり雑記

理想の工務店との出会い! ~歴史ある工務店の良さ~

前回のあらすじ→工務店探しに戻った所です。

家づくりをお願いしたいと思う工務店を探して施主さんのブログや掲示板などを確認する毎日。ある日、ふと目に留まった記事がありました。
30年前に田辺工務店で自宅を建てました。その縁で、独立した子供たちも田辺工務店で家を建てました。」

「なんですと…?家族みんなで家づくりは田辺工務店なのか。」

気になってさらに調べてみると20年前に建てた方の記載なども見受けられ、施主さんの評判がとても良いように見えました。かなり期待できるのではないかと思いつつ、まずはウェブサイトを確認してみることにしました。
すると、基本的な事項に加え、工事費用をオープンにしていることや工事の節目に第三者機関による検査を行っていると言う記載を確認することが出来ました!

記載されている家づくりの流れが私の理想そのものでした。
既に気持ちはアコルデから田辺工務店に傾きつつありましたが、要素としては理想的でも実際に打ち合わせなどを行ってみて相性が良いかどうかはまだわかりません。と言うことで早速、資料の請求や相談したい旨などをお問い合わせフォームから送信し、お返事を待つことに。

この一連の流れから学んだことは、施主さんの評判・コメント内容が同じであっても、時間の要素を加えると意味や重みが全く異なってくると言うことです。
極端な例を挙げると「建てていただいてから問題が起きたことはありません」と言うコメントも、5年後の時点での記載と30年後の時点での記載では全く違った評価になると思います。2007年設立のアコルデでは20年後や30年後の評価ができる施主さんは現時点で存在しませんので、20年・30年住んでどうなるかは知る術がありません。1967年設立の田辺工務店では超長期的な評価ができると言う意味でもより魅力的に感じました。

また、第三者機関による検査も重要なことと思います。断熱材の記事でも記載をさせていただきましたが、適切な施工がなされているかが肝要です。これは断熱材に限らず基礎や他の部分にも言えることです。実際、大手のハウスメーカーであっても適切とは言い難い施工がなされている事例が紹介されている書籍もあります。
私は当初、建て替えに当たって、住宅診断士やハウスインスペクターと呼ばれる専門家に検査を依頼することも考えていました。最終的に表立って見えなくなる部分の施工の状態に関しては、工程の途中で確認する機会に恵まれても素人では適切かどうかがわからないからです。しかし、依頼する際には留意するべきことがあります。田辺工務店では、初めから第三者機関での検査を行っていると明記していただいているため問題無いのですが、施主が自身で住宅診断士に検査を依頼して建築工程に携わっていただく場合、そもそも工務店側に介入を拒否されたり、施工部隊の職人さんから見ると自身の技術を疑われているように感じたりするのではないかと思いますので、工務店との信頼関係に影響を及ぼす可能性があります。そう言った意味で慎重にならなければならないと考えていました。
以上のことから、工務店が、自ら第三者機関での検査を行っていることを明らかにしていたり、第三者機関の検査を受け入れる旨を書類上に明記していることほど施主の安心に繋がるものは無いと思います。

続きます。今日はこの辺で。

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